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渡辺通駅加納歯科クリニック 福岡は
補綴(ほてつ)治療が得意な歯科医院です
福岡市中央区の歯医者「渡辺通駅加納歯科クリニック 福岡」は、補綴(ほてつ)治療について豊富な経験と知識に加え、科学的根拠に基づいた正確な診査・診断を行い、治療をご提供します。治療によって詰め物、被せ物が必要になった方、歯を失ってお困りの方、入れ歯が合わなくてお困りの方、インプラント治療をご希望の方は、お気軽に当院へご相談ください。
補綴治療とは?
虫歯や歯周病、あるいは事故などで歯を失えば、見た目が悪いのはもちろん、虫歯によって歯が欠けてものが咬めなくなった、歯周病によって歯が抜けて咬むことができなくなったという問題が発生します。そこで詰め物・被せ物、また入れ歯・インプラントなどで機能を回復する必要があります。そのために行うのが「補綴治療」です。
そして補綴治療を行うために求められる治療分野が「補綴学」になります。補綴学は機能障害と審美性を回復することを目的とする学問であり、虫歯や歯周病など歯科治療全般に関連しています。
- 補綴治療の歴史は紀元前にまでさかのぼります。エジプトのミイラの口の中には、歯の代替物を隣の歯に巻きつけて使用していたものが残っていました。また、日本でも1538年になくなった願成寺の仏姫という尼が、木製の義歯を使用していたことがわかっています。このように補綴治療の歴史は長く、世界各国に治療の痕跡が見つかっています。近年、科学技術の進歩に伴い、治療技術や歯科材料も大きく発展しており、より快適な補綴物が登場してきています。
歯を失ってしまった方へ ~治療法の種類と特徴~
虫歯などによって歯が欠損した部位には、修復物を入れて歯の機能を回復する必要があります。小さな虫歯なら削る量も少しなので、小さな詰め物で修復することができます。しかし、再発によって治療を繰り返せば次第に歯を削る量も増え、修復物も大きくなっていきます。そして最終的には冠(クラウン)、いわゆる被せ物を取り付けることになります。
不幸にもさらに虫歯や歯周病が進行すると、歯を失ってしまうことがあります。歯は1度でも失ってしまえば2度と元どおりになることはありません。そうなると失った歯を補わなければいけません。その方法として次の3つのものがあります。こちらでは、それぞれの長所・短所をご紹介します。
失った部分の両隣の歯を削り、人工の歯を橋のように架ける方法です。固定式のため、ご自身で取り外すことはできません。 | ||
メリット |
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デメリット |
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一般的な補綴治療です。 補う歯の本数によって部分入れ歯と総入れ歯があります。 |
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メリット |
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デメリット |
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歯を失った顎の骨に、人工歯根(インプラント)を埋め込み、骨と一体化させる治療法です。上部に人工歯を装着し、機能を回復します。 | ||
メリット |
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デメリット |
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- 長所
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- 自然の歯と同じような外観を回復することができる。
- 固定式のために違和感が少ない。
- 咬み合わせを回復することができる。
- 短所
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- 土台となるしっかりとした歯が両側にないとできない。
- 失った歯の数が多いと治療できない。
- 土台となる健康な歯を削らなければならない。
- 土台にした歯に負担がかかる。
- 掃除がしにくい。
- 長所
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- 歯を大きく削る必要がない。
- 比較的短期間で治療が終了できる。
- 持病をお持ちの方でもケアしやすい。
- 短所
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- 装着による違和感が強い。
- うまくしゃべることができない場合がある。
- 部分入れ歯は固定用のバネが見えて見た目が悪くなりやすい。
- 顎の骨がやせた方の場合には、入れ歯が動いてしまう。
- 入れ歯を支える骨や歯が悪くなりやすい。
- 定期的な調整を必要とする。
- 長所
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- 健康な歯を削らない。
- 自分の歯と同じように見える。
- 自然の歯と同じくらいの力でかみやすい。
- 短所
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- 治療期間が長くかかる。
- 手術を必要とする
- 保険外治療なので費用がかかる。
上記のような治療をせず、歯を失ったまま放置すれば、まわりの歯が倒れてきたり、咬み合う反対側の歯が伸びてきたりするため、歯並びは凸凹になります。また、残っている歯に負担がかかってしまい、咬み合わせはどんどん崩れていき、最終的には顎にも負担がかかり、顎関節症や前歯が徐々に前に出てくるなどの歯列不正を伴う審美障害、それに併せて発音障害も起こってしまいます。
補綴治療とは、失った歯の機能と審美性を回復させるために被せ物(クラウン)や入れ歯(義歯)を入れることです。しかし、ただなくなった部分を補うだけでは治療は成立しません。歯や歯周組織、そして歯並びは一人ひとり異なるので診査・診断を行い、その方に合った治療オプションを考え、治療方法の優先順位を示し、患者様のさまざまな事情や制約を考慮したうえで治療方法を最終決定します。このように全体の治療方針を決めるコーディネイターのような役割を担うことも補綴を専門とする医師の重要な役割です。
保険治療と自費治療について
歯科治療には保険が適用されるものと、保険適用されないものがあり、その選択は患者様自身にゆだねられます。より良い補綴治療を選択し、ご納得して治療に臨むために、それぞれの特徴を理解していただくと、よりスムーズに治療を進めることができます。当院では、メリット・デメリットを丁寧に説明したうえで、最適な治療をご提案いたします。
治療例
ブリッジ
- ブリッジが古くなり、食べカスなどが溜まりやすくなり、土台となる歯に虫歯ができていました。治療プランを提示したうえで、今回はブリッジで解決することとなりました。
- 虫歯を丁寧に除去し、拡大鏡で確認しながら歯を研磨して形を整えました。もともと削ってある歯ではありますが、これ以上歯が小さくならないように、最小限の切削量にとどめています。
インプラント
- 奥歯を歯周病で失ったため、咬むことができなくなりました。後ろに土台となる歯がないため、入れ歯かインプラントでしか咬み合わせを回復ことができませんでした。説明のうえ、固定式の治療法を選択されたので、インプラントにて治療を進めることとなりました。
- 歯周病によって骨を失っていたため、骨を増やす手術をした後、セラミックの被せ物(クラウン)を取り付けました。歯を削ることなく固定式の歯が手に入り、患者様も失った歯が元に戻ったと大変お喜びでした。
渡辺通駅加納歯科クリニック 福岡がご提供する安心の「補綴治療」
当院の院長は補綴学を専門とし、2012年からは長崎大学の補綴学分野で助教も務めていました。現在も日本歯科補綴学会はじめ各種補綴に関する学会に所属し、後進の指導や自らの研鑽・研究を重ねています。また、当院には精密治療を実現するために最新鋭の設備も整えています。臨床経験も豊富ですので、安心して治療をお任せいただけます。