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審美歯科の治療経過
福岡市中央区渡辺通り 渡辺通駅加納歯科クリニック 福岡です。
このコラムでは、当院での診療におけるこだわりや、ちょっとした工夫を御紹介しております。
今回は試し入れ。
患者様は前歯の見た目、すなわち審美障害が主訴で来院された、とても若くて綺麗な女性のかたでした。
今回修復補綴する歯には、保険適応のプラスチック(レジン)製のものが装着されていましたが、1か月ほど後に結婚式を控えられているとのこと。
これを機にしっかりと治療することにしました。
この日の診療内容は試し入れ、
前歯1本のみの修復のため、色調や形態を隣の歯にあわせ、調和させないといけません。ある意味審美歯科のなかでは、最も難易度が高い治療です。
こういったケースでは、型を取ってすぐに完成という訳にはいきません。
多くの場合、型を取ったのち、すぐにセットできることがほとんどですが、色調の再現が難しい場合や、多くの歯を一度に冠(差し歯)をかぶせる際、試し入れをする時があります。
高い審美性を追究するためには、より精密に歯の形と色調を再現する必要があります。
今回まさにその時でした。
そして、材質にもこだわりました。
今回使用した材質はセラミックスの中でもZr.(ジルコニア)ではなく、透明性の高いセラミックブロックを使用しました。
この患者様の隣の歯の色調と、なにより咬みあわせの問題から、
固すぎる材質ではなく、他の天然歯と同様に、すり減っていく材質が最良
と、担当技工士とともに議論を重ね、診断に至りました。
試し入れ、と言ってもセラミッククラウン自体は完成品。口の中に入れた際は、、、
どれだか分かりますか??
向かって右の前歯になります。
口元とのバランス、色調。
ともにとてもよく再現されており、患者様も大満足でした。
そのままセットしようかとも思いましたが、、、
赤丸で囲んだ部分、歯の根元の方(歯ぐき側)の1 / 3が、少しだけ白っぽくなっていました。
おそらく通常では気付かれないレベルの色調の問題ですが、当院ではパーフェクトを目指します。
患者様にも説明の上、了承をいただき、次回までに修正を行うこととしました。
仕上がりが楽しみですね。
渡辺通駅加納歯科クリニック 福岡では、義歯(入れ歯)、セラミックなど審美歯科治療をはじめとする補綴治療を得意としております。
お困りの際は、お気軽に御相談下さい。
福岡市中央区渡辺通り
渡辺通駅加納歯科クリニック 福岡